昔のテレビ映像が、短い動画になってSNSに流れてくることがあります。
「ワッハッハ」という笑い声とともに、全身で指圧をする初代・浪越徳治郎の姿を、懐かしく見てくださった方もいるようです。
わたしたちにとっては、いまも毎日の指圧の原点にいる人です。
高度経済成長のころ、初代はテレビを通じて広く知られる存在になりました。
「指圧の心 母ごころ おせば生命の泉湧く」という言葉は画面の向こうの多くの方の記憶に残り、いつしか「指圧の神様」と呼ばれるようになりました。
指圧という言葉が日本中のお茶の間に届いたのは、あの明るさの力が大きかったとわたしたちは思っています。
テレビで知られるより前から、初代の手は世界と出会っていました。
1954年、ハネムーンで来日した女優マリリン・モンローの体調がすぐれず、周囲の推薦を受けた初代が帝国ホテルに呼ばれました。
滞在中の施術は7回。
歴代の内閣総理大臣14人にも、親子四代で施術にあたってきました。
にぎやかな笑い声の奥には、指圧をひとつの体系として認めてもらうための、長く地道な歩みがあったと聞いています。
テレビの前で笑っていたその手は、施術の部屋でも同じ笑顔でみなさまの身体と向き合っていました。
指圧と笑顔の両方で、身体も心も芯までほぐしていました。
母指と手のひらで、その日のお体をうかがいながら、一点ずつ丁寧に圧を届けていく手業は当時もいまも変わりません。その明るい気持ちも変わりません。
あの映像を懐かしく思い出した方に、お伝えしたいことがあります。
あの笑い声の主が磨いた指圧を、わたしたちは帝国ホテル東京 本館中2階で、四代にわたって受け継いでいます。
初代・浪越徳治郎の歩みはこちらのページにまとめました。
お近くにお越しの折は、どうぞお立ち寄りください。
指圧は、国家資格「あん摩マッサージ指圧師」に基づく施術です。医師による診断・治療に代わるものではありません。